すでにくらやみの一部となってしまったぼくに
ひかりの破片は うみおとされた
いずれおそいかかってくるであろうほどぼりに
畏怖して近寄らずとも ひそかにからだをふるわせている

とまることのない回転と
傷だらけのせかいに 血をまきちらすほしたちを
まばたきをして しずかに射るのみ