ねじ曲がったレンズ
視界にかざられた透明標本
血のめぐりはかわいたなみだにたかって せわしく群がっている

大地に組みたてられたやわらかな皮膚は
ただ重い目蓋が暮れるのを待っているだけなのに

純真無垢なふたつのサークル
孵った光芒はどこへ堕ちればいいのだ、、